初めてアーミッシュのことを知った時の衝撃

高校3年生の私の常識

はじめてアーミッシュのことを知ったのは、高校3年生のときでした。

受験勉強で小論文を書くための課題文に、アーミッシュの記事が採用されていたのです。

それを読んだときの衝撃を今もよく覚えています。

私はそれまでの18年間で、こんな価値観を築いていました。

・色々な経験をして人間的に成長した方が良い。

・なるべく良い大学に行って学歴を得て良い仕事に就く方が良い。

・より高性能なパソコンや電化製品を買って生活をもっと豊かにした方が良い。

これって、特別変な考え方ではなく、世界的にもごく常識的な発想だと思います。でも、課題文で読んだアーミッシュの人達は、まったく異なる発想だったんです。こんなふうに。

・個人が色々な経験をして成長するよりも、家庭やコミュニティの安定・維持の方が大事。

・高校や大学に行って知性を追及するのは、個人の奢りにつながる。8年以上の高等教育はよしとしない。

・パソコン、電化製品、車、携帯…多くの文明の利器は家庭やコミュニティの結束を弱めてしまうかもしれない。だから、テクノロジーをむやみに利用するのはよくない。

”常識”とはまったく逆を行くような発想で、自分の価値観が絶対だと思い込んでいた当時の私にはかなりショッキングな内容でした。

私の常識なんて、世界中を見渡したらある一定の狭い世界にしか通用しない考えなんじゃないかって。

これまで正しい、当然だと思っていたことすべては、ある場所、ある人達にとってはまったく正しくないのかもしれない……。

携帯って便利だよね、暑いからクーラー欲しいよね、などの当たり前のことですら――。

それまでの人生を反省

18歳の女子高生だった私は、それまで自分の意見を強く主張するいきがった人間でした。

自分が絶対正しい、という思い込みが強くて、そんな根拠のない自信に満ち溢れた個性を持っていたからこそ、その自信を打ち砕かれたようでショックでした。

アーミッシュの課題文を読んだあと、勉強そっちのけでしばらく放心したのを今でも鮮明に覚えています。

これまで「自分が正しい」として行動してきた過去を深く反省しました。

思えばこの瞬間が人生のターニングポイントだったのかも。

それから10年以上たった今でも、アーミッシュの価値観や文化を調べ続けているんだから…。

 

課題文の元となった本

ちなみに、私は無事大学受験を終えたあと、アーミッシュに関する本を読みあさりました。

たぶん、当時出版されていた「アーミッシュ」と名のつく本は全部読んだんじゃないかと思います。といっても、そんなに多くはないのですが。

それで、私が読んだ小論文の課題文の元となった本も見つけました。

こちら。
>プレイン・ピープル―アーミッシュの世界

1998年に出版された本ですが、アーミッシュの価値観がよく分かる良書。
私もまたじっくり読み返そうと思います。

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