アーミッシュの服のままマラソン大会へ出場。3時間5分で走りきる

アーミッシュの服装のままフルマラソンを完走

アーミッシュのマラソン選手
(Photo: AP)

少し古い話なのですが、ペンシルヴァニア州で開催されたフルマラソンにアーミッシュの若者が出場したそうです。

彼はアーミッシュの男性の服、すなわちシャツにサスペンダー、スラックスズボンという服装のままで大会に出場し、3時間5分で42.195kmを走り切ったそう。

スポーツをするときは、スポーツ用に設計された専用のウェアを着るのが当たり前という常識を覆したアーミッシュのランナー。

普段の服装のままで大会に出場し、さらに好成績を収めたことに、アメリカ中のメディアが驚きの記事を掲載していました。

マラソンに必要なのは、精神力

このアーミッシュの若者の名前はLeroy Stolzfus。年齢は22歳だそう。
普段はタバコ屋で働いているそうで、義理のお兄さんに勧められてマラソンを始めたとのこと。

ペンシルヴァニア州のメディアPennlive.comの取材にこう語っています。

脚よりも精神的な苦痛の方が激しかった。苦痛について考えるとペースが遅れるので、考えないようにトレーニングしなければいけない。「完走のために必要なのは20%はトレーニングだけど、あとの80%は精神力だ」って誰かが言ってたけど、自分もそう思う。

“It was more mental anguish than in my legs. You have to train yourself not to think about it. It will just slow you down. I was once told by someone that it’s 20% training and 80% mental. I do believe that.”

機能性の高いスポーツウェアでもなく、スポーツ科学に基づいた綿密なトレーニング計画でもなく、大切なのは精神力だと。

かっこいいです。

アーミッシュの服装で走ることについてはこう語っています。

この服装で走ることに慣れているし、特に不都合はない。日差しが強い夏は、たくさんの水を飲むようにしているけど、それ以外特別なことはしてない。

Stolzfus said he is used to running in his Amish attire, and it doesn’t bother him. In the summer heat, he said he tries to drink more water, but he doesn’t do anything “out of the ordinary.”

私たちは、スポーツギアに頼りすぎている?

私も趣味で登山に行くことが多いですが、道具やギアに頼りすぎているふしがあるな、と感じることがあります。

西穂高
↑先週登った西穂高

数万円する頑丈なトレッキングシューズに、ゴアテックス素材のレインウェア、血流を良くするタイツに速乾性と伸縮性のあるトップス。

高価なギアを揃えると確かに快適な山行ができるのですが、心のどこかで「もっと身一つで山と対峙したい」という思いもあります。

道具によって自分の本来の力が割り増しされているはずなので、ドーピングをしているような後ろめたさがあるんですよね。

よく「道具に頼り過ぎる登山は危険だ」と聞きます。高性能な道具を使って登山をしていると、自分の本来の力を過信してしまい、不測の事態に対応できないから。頼っていた道具が壊れたり、天候が悪化したり、怪我や体調が崩れるなどの「何か」が起きたときのために自分の力や知識、経験を高めておかないといけない。

こういう考えに共感するので、このアーミッシュの若者が普段の服装のままフルマラソンを完走、しかも好記録を残したことに万歳を送りたいです。

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