アーミッシュも市販の服を買う。でも、○○に注意している。
アーミッシュだって、洋服のショッピングを楽しむ
アーミッシュは決まった服を一年中、赤ちゃんからおばあちゃんまで着ています。
女性は無地のワンピース。
男性はシャツにズボン。
基本のアイテムはお家で手作りをしているのですが、お店で服を買うときもあります。
防寒用のコート。
手作りが難しい男性用のシャツ。(作る人もいる)
防寒用のマフラーやニット帽などの小物。
セータやトレーナーなど羽織るもの。
家庭で手作りするのが難しい、時間がかかる、素材が手に入りにくいものなどはショッピングモールや洋服店で買うこともあります。
かたくなに、「服は手作りでないといけない」と考えているわけではありません。
この子がワンピースの上に着ているトレーナーも、手作りではなく近所のモールで買った服。
「自給自足のアーミッシュだから、着るものはすべて手作り。お店で服を買うことはない」というのは、私たちのイメージに基づいた誤解なんですね。
毎日必ず着るワンピースやズボンは手作りだけど、防寒具や小物はお店で購入することがあります。
アーミッシュと一緒にショッピングモールへ買い物へ
私の友人のアーミッシュの女の子は20歳。
この年頃の女の子らしく、「ショッピング、大好きなんだ!」とのこと。
この子と一緒に街のショッピングモールに出かけたことがありました。
そこで驚いたこと。
それは、その子が”洋服の縫い目”ばかりに見入っていること。
気になる洋服を手にとると、その服の縫い目を手繰り寄せて、どのような縫製の構造になっているかをチェックしているのです。
はたから見ていると、すごく、あやしい!(笑)
普通、自分の身体にあててみて似合うかチェックしてみたり、全体のバランスを見てみたり、タグを確認したりしますよね。
でもその子は、縫い目をまじまじと見ているのです。思わず、「何してるの?」と聞いてしまいました。でも、その子の回答を聞いて納得。
彼女たちは、市販の服を改造して着るんだそう。
アーミッシュは余計な装飾をよしとせず、極力シンプルな服を好みます。
たいていの市販の服には「おしゃれポイント」として、襟やポケットやフードやボタン、ジッパーや刺繍、レースなどがついています。
そこで彼らは、市販の服を買ってきて、家で余計な装飾を取り外す作業をするそう。
なので、ポケットやレースなどの装飾が取り外しやすいかどうか、というのが重要なポイント。
だからこそ購入する前に縫い目をよーくチェックして、「これなら家で簡単に取り外しできる」というものを選ぶのだそう。
すごい、大変そうです!
なるべくシンプルで余計なものがついていない服を買ってきて、家に帰ってから改造する。
そうやって、アーミッシュは自分たちのこだわり、伝統、生活様式、価値観を守っているのですね。
ところで、日本のユニクロや無印がアーミッシュコミュニティーに進出したら、アーミッシュのお客さんで溢れかえるかもしれないです…。
なんにもついていないベーシックなアイテムをたくさん揃えているブランドなので、アーミッシュも買いやすい。
アーミッシュをターゲットにした洋服のラインを作ったりして……そんな妄想も思いついちゃいました。
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