【開催レポート】アーミッシュワンピースと、アーミッシュの暮らし展@群馬県前橋れんが蔵

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群馬でイベントを開催した経緯

2020年は新型コロナウィルス感染症の猛威にふるまわされ、世界中の人の日常が一変した年になりました。
Down to Earthの活動でいうと、緊急事態宣言中は展示会を開催できず、宣言が解除されたあとも予約制の来場にするなど、イレギュラーなイベント開催となってしまう事に。
そんな中、去年から計画していた群馬県前橋市れんが蔵でのイベント。開催できるのかどうか心配していましたが、感染症対策を徹底し、また来場者のみなさまにもご協力を頂くかたちでなんとか実行にうつす事ができました。
この会場「前橋芸術文化れんが蔵」は、名前のとおりレンガ造りの元酒蔵で、文化遺産としても登録されています。68坪もの広さで、普段は演劇や演奏会で人がいっぱいになる施設。
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今回のイベントは、この広々とした空間をアーミッシュの色に染め上げるというDown to Earthの2020年最大の一大企画でした。

中心になってくれたのは、群馬県在住のナオコさん。

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ナオコさんはもともと東京国分寺「カフェスロー」で開催したDown to Earthの展示会に来てくれた一お客様でした。その後、浅草の展示会にも来てくれて、意気投合。
「是非、群馬県でもイベントを」ということでこれまで2度、群馬県でのイベントを開催しました。そのときの会場は「クスクシュ」というとっても素敵な自然食品店の2階スペースでした。

クスクシュさんでの2回の展示会を経て、アーミッシュワンピースが群馬でも徐々に浸透してきました。そうすると、「ところで、アーミッシュって?」という疑問が当然、ワンピースを着ているみなさんの頭に沸いてきます。
そんな疑問をキャッチしたナオコさんと一緒に、アーミッシュ文化がよく分かるイベントを開催する事になったのでした。

まずは企画、宣伝から

イベント企画にはナオコさんのお友達の皆さんが全面的に協力してくれました。
群馬で活動するアーティストのupiさん。人形劇を主宰しているマユさん。手紡ぎ毛糸を作っているニノさん。カメラマンの飯沼佳奈子さん。そしてナオコさんと私の旦那さんであるタケシ。(二人とも同じ名前なのです)

会場レイアウト、撮影会の企画、宣伝方法を練りながら、企画概要をかためるという作戦会議。会議は前橋市の「まーやの家」で開催しました。このお店も本当に可愛くて素敵で、ごはんが手が込んでいて美味しい!

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「まーやの家」ではマユさんがよく人形劇を開催しているとの事で、私もいつか観覧したいのです。

作戦会議の後、まずはじめに取り掛かったのがフライヤー作成。本当はフライヤーデザインも群馬のデザイナーの方にお願いしたかったのだけど、東京で素敵な縁があった方にお願いして完成しました。

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完成したフライヤーを色々な方に配布したのですが、配布枚数、その数なんと1,000枚!!!!!
ほとんど、ナオコさんが独自のネットワークで群馬県内に配布してくれたのです。ナオコさんってば、本当に友達が多くて、羨ましくなりました。

そして、フライヤーを見たメディアの方からもご連絡を頂き、なんと上毛新聞にもイベント概要が掲載されました。

小さなスペースですが、新聞の宣伝効果は絶大ですね。イベント期間中に「新聞を見て来ました」という方が多い事多い事。ありがたいことです。

さらに、群馬県のラジオ局「前橋cityfm」にも出演する事に! 私は東京だったので、ナオコさんが出演し、しっかり宣伝してきてくれました。

会場の様子

ナオコさんが事前に宣伝をしっかりしてくれていたので、おかげさまで私は安心して準備に集中できました。いつもイベント直前はバタバタとしてパニック寸前になるのですが、今回は非常に穏やかに、時間をかけて丁寧に準備できました。

搬入も、事前にリハーサルをしていたのでスムーズに終わり、会場はこんなふうに出来上がりましたP_20201128_111052_vHDR_Auto

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一番のポイントはやはり、アーミッシュの洗濯物風景を再現したこと。アーミッシュカントリーで心を奪われた風景です。

そして、私が数年をかけて少しずつ集めてきたアーミッシュキルトのコレクションも一挙公開。キルトがあることでいっきに雰囲気が出ますね。

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写真パネルでは、アーミッシュの文化を丁寧に説明しました。

アーミッシュの作り手から直接買い取ったカゴ、石鹸、ラグ、木工品、キャンドルなども並べました。

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私のアーミッシュカントリーへの取材をまとめた書籍、フォトブック、そしてアーミッシュが家庭で手作りして自分で着ていた古着も。

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もちろん、Down to Earthオリジナルのアーミッシュワンピースも。

新作のアーミッシュエプロン、とっても好評でした。

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ゲスト出店のみなさん

今回はアーミッシュの世界観を堪能できる空間にするべく、たくさんの方とコラボレーションをしました。
まずは、アーミッシュのお菓子を作ってくれた「おいしいあさね房」さん。

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実際のアーミッシュのレシピを、日本人の舌に合うように改良。私がアーミッシュカントリーで買ってきたピーカンナッツとココナッツを使って、ピーカンパイ、クッキー、パウンドケーキを作ってくれました。

前橋で知る人ぞ知るお菓子教室を開いているおいしいあさね房さん。さすがです。素朴なアーミッシュのお菓子を見事に再現してくれました。
私は特に、パウンドケーキがツボにハマりました。また食べたいのですが、今回のお菓子はイベント限定での販売。
いつかまたコラボレーションをして、Down to Earthの展示会などで販売できればと思っています。

イベント企画をお手伝いしてくれたupiさんともコラボレーションしました。
私が魅了されたアーミッシュの洗濯物風景をイメージしてネイルシールを作ってくれたのです。

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綺麗な色合いで、かわいい!

もちろん、イベント中スタッフみんなでネイルシールをつけて接客しましたよ。

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upiさんのネイルシールは、upiさんのオンラインショップでも購入できますでの、ぜひチェックしてみてください。

そして、アーミッシュ文化研究つながりで仲良くさせて頂いている東大教授の安冨歩さん。
イベントでは「安冨歩絵画展」として、安冨さんがアーミッシュカントリー滞在中に描いた絵画を展示させて頂きました。

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鮮やかな色、静謐な美しさ、馬と暮らす躍動感……
そんな現地の雰囲気を堪能できる絵画です。

安冨さんのファンの方もたくさん来場頂きました。

日曜日限定で参加してくれたのが、「なちゅらるふぁーむ・おおつ」さんです。
自然栽培のお野菜を大津さん自ら販売してくれました。私のリクエストで、アーミッシュの男性のコーディネートをしてもらいました。
とてもお似合い。

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アーミッシュの人達は自家菜園を持ち、野菜を育てている家庭がほとんどです。色とりどりの野菜たちが、会場にアーミッシュらしい華を添えてくれたのでした。

とある小さなお客様が、購入した野菜にそのままかぶりつくという一幕も!
「あまくて美味しい。お菓子より好き!」と笑顔で語っていて、驚いたな〜。それほど大津さんの野菜が美味しいという事ですね。

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会場前には連日、フードトラックのみなさんが来てくれました。
●OICHO COFFEE Kunimoto Takenouchiさん
●HAND(自然栽培の焼き芋) 安生 みさとさん
●Kenの店(乳製品を使わないクレープ) 久保田 健二さん
●soto cafe Ayumi Kamiishiさん

HANDさんのお芋、お子さんにも人気でした!

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フードトラック出展者のみなさま、美味しい飲み物、食べ物をありがとうございました♪

個性あふれるお客様たち

今回のイベントに来てくれたお客様たち。4日間で230人の方が来場してくれたようで、本当にありがとうございました!

自作のアーミッシュ帽子&エプロン&ワンピースで来てくれた方。

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東京や埼玉、栃木、千葉からも来て頂きました! いつもは阿佐ヶ谷でお会いする方とも、群馬を堪能できました。

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アーミッシュに扮した大津さんは、「一緒に写真撮りたい!」と人気者でした。

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かわいい柴犬くんも。

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那須にある非電化工房というテーマパークで弟子の修行をしているお二人。群馬で再会できるとは、嬉しい限りです。

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お揃いワンピースで。素敵な笑顔を頂きました。

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アーミッシュワンピース撮影会

イベントの目玉企画として、アーミッシュワンピースの撮影会を開催。展示中のワンピース、もしくはmyアーミッシュワンピースを着て頂きプロのカメラマンに撮影をしてもらうというこの企画。
素敵な笑顔の写真をたくさん撮れました。一部の写真をご紹介しますね。
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ここには掲載しきれなかった方々も含め、撮影会に参加して頂いた方々、素敵な笑顔をありがとうございます。

 

実は今回、イベントとは別に「カタログ撮影会」を計画していました。開催二日目のオープン前に群馬のみなさんに集まって頂き、現在制作中のDown to Earthカタログの撮影をしました。

元気なお子さんも一緒に、撮影会スタート♪

 

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カメラマンの飯塚佳奈子さん。かっこよかったな〜。ちなみに、彼女もトラディショナルアーミッシュドレスを着てくれています。

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協力してくれたみなさまのおかげで、こんな素敵な写真が撮れました。

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これらの写真は、2021年はじめに完成するDown to Earthのカタログ「はじめてのアーミッシュワンピース」に掲載されます。お楽しみに!

 

日本の各地でイベントを開催したい

たくさんのお客様にご来場頂き、アーミッシュの文化について知って頂ける機会となりました。アーミッシュワンピースを着たみなさんの笑顔も忘れられない宝物です。

素敵な会場に、素敵なコラボレーションゲストの方々、そして素敵な写真……さらに、素敵な出逢い。2020年の締め括りのイベントとして、こんなに楽しい出来事はありませんでした。

このようなイベントを、日本の各地で開催したいという夢も芽生えました!

協力してくれたスタッフのみなさん、撮影会のモデルさん達、ゲスト出店のみなさん、そして来場頂いたお客様、
みなさん一人一人のおかげでこの群馬イベントが成立しました。
本当に心から、ありがとうございました。

Down to Earthの来年のイベントも、どうぞお楽しみに!

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