アーミッシュに会いに行こう! 〜ランカスターへのアクセスと交通

よく「アーミッシュ村に行きたい」というメッセージを頂くので

最近よく、「アーミッシュ村へ行きたいのですが、どのように行けば良いですか? アーミッシュと直接話してみたいです。」というような内容のメッセージを頂きます。

このサイトを通してアーミッシュの文化を日本人に紹介したいと思っている私にとっては、嬉しいお問い合わせ。アーミッシュの生活に興味がある人とご縁ができてとても光栄です。

質問が多いランカスターのアーミッシュ村への訪問について、この機会に私の知っている情報をまとめてみようと思います。

アーミッシュ村訪問情報が掲載されているガイドブック

まず、訪問にあたって有益な情報を入手する必要があります。私がお世話になったガイドブックはこの2冊。

アーミッシュの食卓 (丸善ブックス)
正式にはガイドブックではありませんが、巻末に「アーミッシュ・カントリー・ガイド」としてアーミッシュ村への訪問方法について丁寧に記載されています。

テーマで旅する・アメリカの魅力的な町〈2004~2005年版〉 (地球の歩き方)
古い地球の歩き方ですが、映画「刑事ジョンブック 目撃者」のロケ地を巡る旅としてランカスターの観光方法が記載されています。

私が探した限りでは、この2冊以外にランカスターのアーミッシュ村への訪問について詳細に触れられているものはないです。(もしあれば、教えてください!)

なかでも、アーミッシュの食卓 (丸善ブックス)の方は、私のアーミッシュ研究の師匠でもある菅原千代志さんの著書で、とても詳細な情報が掲載されています。ランカスターだけでなく、他のアーミッシュコミュニティについても言及されています。レストランやツアー、宿泊についてもテーマで旅する・アメリカの魅力的な町〈2004~2005年版〉 (地球の歩き方)より詳しく、重宝しました。

NYからアクセスしやすいランカスターが人気

ペンシルヴァニア州、オハイオ州、インディアナ州にはアーミッシュが多く住んでいます。その中でも、なんのコネクションがなくてもアーミッシュの文化を楽しめる場所が、ペンシルヴァニア州のランカスターです。

>>関連記事 アーミッシュとして生きるか止めるか葛藤する若者の物語

ランカスターはアーミッシュの文化を紹介する商業施設が多くあり、アメリカ人の観光客も多いエリアです。

ニューヨークから車で2時間40分ほどでアクセスできる、という点も、ランカスターが人気の要因の一つかと。

0606181

そう、テクノロジー最先端の都市ニューヨークからこんなに近いところに、ノスタルジー溢れるアーミッシュコミュニティがあるのです。

ランカスターへのアクセスは、車かアムトラックがお勧め

私がランカスターを訪れたのは、2015年の10月。オハイオのアーミッシュコミュニティに滞在した後にニューヨーク入りし、ニューヨークからアムトラックでランカスターの地に降りました。

日本から行く場合は、フィラデルフィアの空港からレンタカーという手が一番アクセスが良いかもしれません。ただ、やはりニューヨークへの航空券が一番都合よく手に入るでしょうし、せっかくなのでニューヨークにも立ち寄りたいという方が多いと思います。というよりむしろ、ニューヨークに行くついでに足を伸ばしてランカスターへ、という方が大半かもしれませんね。

ニューヨークからは車で2時間40分のアクセス。もしくはアムトラックで2時間半です。私はアメリカの道路にまだ慣れていなかったので、ランカスターまではアムトラックを使いました。

アムトラックのチケットのデータが残っていました↓ 私は帰る日付が確定していなかったので、片道ずつチケットをとりました。

アムトラックのチケット

ちなみに、グレイハウンドバスも通っているのですが、片道7時間弱かかるので、即却下。

そしてこのアムトラック、快適でした。

ランカスター駅のアムトラック

座席も広くて、私が乗ったときは空いていたし、確か電源もありました。

ニューヨークからフィラデルフィアを通過していく際の車窓から見る景色も魅力的です。ランカスターに近づくと、アーミッシュの洗濯物風景が車窓からも確認できて、「いよいよアーミッシュコミュニティに来た」という臨場感も味わえます。
アーミッシュの洗濯物風景

アムトラックのお値段は、片道58ドルで、ネットからチケット予約が可能です。

ランカスター駅から借りられるレンタカー会社

アムトラックでランカスターに着いた私がまずしたことは、レンタカー会社への電話です。

長距離列車が停まるとはいえ、ランカスター駅はそれほど栄えてません。駅前にレンタカーショップもなし。確か、タクシーも見当たらなかったです。やっぱりアメリカ、車社会ですね。

事前にレンタカー会社を調べたところ、ランカスターの駅周辺には数カ所のレンタカー会社がありました。

とはいえ、聞いたこともないようなローカルな会社がほとんど。そこまで旅慣れているわけではなかったので、私は大手「Hertz」をチョイス。駅まで送迎してくれるかを事前に確認し、到着後に迎えにきてもらったというわけです。

親切なレンタカー屋でしたが、空港営業所でもなく割引チケットなど見つけられなかったので、一人で借りたら結構高くつきました。一週間で401ドル。日本から事前に予約するなど工夫すれば、もう少し抑えられると思います。

ランカスター内の移動手段は車がお勧め

ランカスター駅に着いてからの移動手段は、だんぜん車がお勧めです。車社会なので、公共の交通機関が充実していません。

ただ、現地でバスを見かけました。ランカスターのメイン通りを駅から往復する路線バスがあるようです。

私は利用しなかったので正確な情報ではないのですが、ネットで検索したところ、私が見たバスはこれのようです。

Route 13/White Horse

0606185

ただ、この路線バスが通っているのはあくまでメイン通りの一部分のみ。アーミッシュカントリーの見どころはメイン通り以外にも点在しているため、車があった方がベターかと思います。

私はいつか、クロスバイクやロードバイクなどの自転車でアーミッシュコミュニティーを巡るのが夢。馬車で移動するアーミッシュに会いにいく手段としては、自転車は理想的だと勝手に思っています。

ちなみに、ランカスターのアーミッシュは自転車に乗りません。代わりに、キックボードみたいな、こんな乗り物を使います。

アーミッシュのキックボード

この記事ではランカスターまでのアクセス方法とランカスター内の交通について書いてみました。
ランカスター内の見どころポイント、食、宿泊施設についても近々まとめようと思います。

Online
Shop
Menu