シャニングを受けるアーミッシュの息子(『私はラブ・リーガル』より)

アメリカドラマ「私はラブ・リーガル」に出てくるアーミッシュ

私はラブリーガール

私ごとなのですが、海外ドラマが大好きで、よく中毒症状を起こしています。
アメリカドラマを観ていると、よくアーミッシュがネタとして使われていたりします。

「アーミッシュ=パソコンが使えない時代遅れの人たち」という意味合いで軽い冗談にされることが多い。

ただ、この『私はラブ・リーガル』(シーズン 5 エピソード 13)はアーミッシュのシャニング(忌避)の文化をうまく利用してストーリーが展開されていて、観ていて新しい発見がありました。

ドラマの中のアーミッシュ

もちろん、実際のアーミッシュではなく、俳優がアーミッシュ役をしています。

ノンアーミッシュに恋をしてアーミッシュの村を離れた息子

ドラマの中のアーミッシュ

彼は洗礼を受けたあと、恋愛のためにアーミッシュの村を離れた息子。

息子はアーミッシュの掟を破ったため、シャニングされています。
>(参考記事)アーミッシュがアーミッシュ以外の人と結婚する方法

そのため、お父さんは息子と目を合わそうとしません。

ドラマの中のアーミッシュ

アーミッシュをやめた息子が、家族を助ける

物語は、石油会社の環境汚染によってアーミッシュの娘が病気になってしまったという問題から始まります。
アーミッシュは訴訟を起こさないため、汚染の原因である企業を法律で追求できません。

主人公の弁護士は、困り果てます。

そこに、アーミッシュをやめた息子が登場。
息子はシャニングを受けているためお父さんとまともに話すことが許されませんが、お父さんの代わりに原告になります。

原告がたったおかげで汚染の原因である企業に差止め命令が出ることになり、損害賠償と医療費の請求もできることになった、というお話。

お父さんも好き好んで息子から距離を置いているわけではなく、心の中では葛藤があります。
ドラマの中のアーミッシュ

ドラマの中のアーミッシュ

自分たちを救ってくれた息子のことを無言のまま一瞬だけ抱擁し、涙を流して村に帰っていきます。

ここらへんの感情的な動きはシャニングを受ける息子と父のリアルな姿かは分かりません。
が、シャニングとはいえ家族を追放するのはとても辛い行為だということは想像できます。

ドラマとしてのクオリティ、完成度は置いておいて、アーミッシュの以下の3つの特徴を利用したプロットがうまいな、と感じました。

・アーミッシュは訴訟をしない。
・アーミッシュのルールを破って改めないとシャニングされる。
・シャニングされると家族との触れ合いがなくなってしまう。

他にも、アーミッシュが出てくるドラマはチェックしていきたいです。
情報ある方いらっしゃったら是非教えて頂きたい。

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