アーミッシュが主人公の漫画『誰が賢者を殺したか?』

誰が賢者を殺したか?

アーミッシュが主人公の漫画連載、スタート

少年ジャンプのWEBマガジンで、アーミッシュの女の子が主人公の漫画の連載が始まりました!

「誰が賢者を殺したか?」というタイトルなのですが、ジャンプ主催の漫画賞「連載グランプリ」というコンテストで大賞を受賞した作品のようです。

「アーミッシュが主人公の日本の漫画があるよ」と知り合いから話を聞いて、さっそく読んでみました。

感想は・・・・・面白い!

WEB上で無料で読める上に、一話もとても短く簡潔。気になる方は百聞に一見如かず。こちらから読んでみてくださいね。

「誰が賢者を殺したか?」
奈々本篠介/三雲ネリ
〜真犯人は誰か?ハッカーの死を巡る衝撃の近未来ミステリー!

高度にテクノロジーが発展した近未来世界。漫画の舞台設定が面白い

物語の舞台はアメリカと日本(第三話の今のところ)。

時系列は近未来の設定で、テクノロジーが高度に発展しています。なんと人類はみんな、”DNAをデバイズ化”しています。

パソコンのモニターを用意せずとも書類やドキュメントを視覚できることができたり、書類のやりとりも「生体」を介してやりとりができるという世界。映画のマイノリティーレポートみたいなイメージです。
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人類のほとんどが受けている”DNAのデバイス化”ですが、アーミッシュの人たちは例外。
彼らはテクノロジーから一線を画す信条を貫いており、”生身の人間”のまま時代を生きています。

”DNAをデバイス化している多くの人類”と”生身の人間のまま生きるアーミッシュ”。

両者の「差異」が物語を進めるキーとなっていきます。

「〜だっぺ」と話すアーミッシュ

日本語の漫画なので会話は日本語のまま進みますが、アーミッシュたちの話し言葉はいわゆる「田舎っぽい喋り方」になっていました。
(語尾に「だっぺ」をつけるなど)

この工夫は面白いな、と思いました。

実際のアーミッシュはペンシルヴァニアダッチと英語を駆使しますが、彼らの話す英語には、独特のアクセントがあるらしいです。

アーミッシュの話すペンシルヴァニアダッチなまりの英語を披露するこんな動画がアップされていました。

動画を聞くと、確かに独特のアクセントがありますが、このアクセントは「ペンシルヴァニア州のアーミッシュ」のものみたいです。

以前の記事でも書きましたが、アーミッシュの住むエリアによって、同じペンシルヴァニアダッチにも違いがあるらしいです。
(参考記事:アーミッシュの言葉・ペンシルヴァニアダッチとは?

私が主に滞在していたオハイオのアーミッシュたちの英語は、動画のようなアクセントはなかったです。

少しそれましたが、漫画でアーミッシュが田舎風の言葉遣いをしている理由は、この動画のようなアクセントが背景なのかな、と思いました。

ネイティブの英語話者にとっては、ペンシルヴァニアダッチ風のアクセントのある英語を「田舎っぽい喋り方だな」と感じるのかもしれません。

実際、「ペンシルヴァニアダッチ風のアクセントを必死でなおした」という元アーミッシュの人たちもいるようです。

アーミッシュの主人公のヘアスタイルが気になる

フィクションの漫画なので事実に忠実である必要はないのですが、アーミッシュの文化を調べている私としては、ちょっとしたアーミッシュ描写の間違いが気になってしまいます。

主人公はアーミッシュの女の子なのですが、彼女のヘアスタイルは肩につかないくらいの髪の長さに、麦わら帽子というもの。
アーミッシュの女性は寝るとき以外は基本的にボンネットをかぶっているので、麦わら帽子をかぶることはないと思いました。
(参考記事:アーミッシュの女性が頭につけている物は何?

麦わら帽子はアーミッシュ男性が使うものですね。

また、アーミッシュの女性はよっぽどの理由がない限り髪の毛を切ることがないそうです。髪の毛はつねに前髪も含めて後ろに束ねて、ボンネットの中に収めるのが基本スタイルです。

この主人公のようなボブカットのヘアスタイルのアーミッシュは見たことがないです。

こんなふうにフィクションの物語を指摘するのはナンセンスなので、このくらいで止めます!作品自体は物語として面白いですし、アーミッシュという生き方の選択について興味を持つ人が増えたらいいな、と思います。

これからも続きが楽しみ。最近はWEB上で漫画を無料で読むのも当たり前になったんですね。すごいな。この漫画のように、人類がDNAをデバイス化するなんてことも、案外ぶっとんだ話ではない気がします。

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