【リアル・アーミッシュ #4】アーミッシュの女子会に参加。旦那さんのサプライズを目撃。

私が学生の頃に書いたアーミッシュの家庭の滞在レポートを公開しています。

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【リアル・アーミッシュ #1】学生の頃に書いたレポート文を公開します
【リアル・アーミッシュ #2】現実のアーミッシュの世界にいよいよ潜入
【リアル・アーミッシュ #3】25歳3児の母・アーミッシュお母さんのお手伝い

アーミッシュ女性もおしゃべり好き

アーミッシュコミュニティの青い空女性がおしゃべり好きという定説は、アーミッシュの世界でも適用される。
その日はよく晴れていて、シュラバッハ家親族の女性達が総勢7人、プラスまだ学校に通っていない子ども達が10人ほど一つの家庭に集まり、その家の掃除などを手伝う、という会が開かれた。
Gatheringと言い、2ヶ月に一回ほど開かれるお手伝い会という名目だが、目的はおしゃべりにあるのではないかと思うほど、途切れなく続く。

3ヶ国語で進むアーミッシュの女子会

もちろん会話はペンシルヴァニアダッチという独自の言語で進む。そしてたまに英語やハイジャーマンが混じる。
アーミッシュはペンシルヴァニアダッチと英語の二ヶ国語をゆうに操り、加えてハイジャーマンまで学ぶ。ペンシルヴァニアダッチは外の世界との見えない壁を作り、民族としてのアイデンティティや結束を深めている。

とはいえ、一般のアメリカ人と同じ土地に住んでいるのだから、商売や日常生活では英語が必要だ。だから8年制の学校の授業はすべて英語で行われ、多少の差はあるにせよ、大概のアーミッシュは英語が堪能である。

留守の旦那さんからのサプライズプレゼント

日本でいうところの女子会のように盛り上がるアーミッシュの婦人たち。そこに宅配便の配達人が届け物を持ってきた。なにやら、綺麗な花束が届いたのだ。受け取ったアーミッシュ婦人は予想していなかったようで、みんなで花束に添えてあったメッセージカードを読んでみる。なんと、その場にはいない彼女の旦那さんからのプレゼントだった。
その日がなんの記念日だったのか分からなかったのだが、アーミッシュの旦那さんからの奥さんに向けたサプライズプレゼントとして、花束が届いた。
すごく、素敵なことをする旦那さんだなー。

女子会の話題は……私のことも!?

アーミッシュの手作りクッキー
ホームメイドの異様に甘いクッキーをつまみながら、彼女たちは延々と何を話していたのだろうか。帰りのバギーの中でネバに聞いてみた。曰く、「あなたの事よ、みんな感心していたわよ。それと、子ども達のしつけの事、レジーナとグロリアの結婚式の衣装のこと、(レジーナとグロリアの姉妹は、この6月に合同結婚式を挙げる予定なのだ。)夫のこと、家庭生活のこと、いろいろよ。」らしい。

自分の事が話題になっているとはつゆ知らず。私は大人達の足元に転がって遊ぶ子ども達に絵を描いてあげたり、ネバの持ってきた子ども服のボタンを繕ったりしながら過ごした。

つづく。

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